ビューティフルオーシャンプロジェクトのストーリー「あこやのアコちゃん物語」の1ページを各所に描き、街を絵本にする大作戦

物語の制作チーム森パールと絵本作家のナガイツトムさんの協作を知った志摩市から、

三重県真珠振興協同組合を通じてナガイさんにオファーが入り本企画は実施されました。

「キレイな真珠は、キレイな海から」というビューティフルオーシャンプロジェクトの基本コンセプトと、SDGsで未来都市計画を進めている志摩市との間で同じ志の元進められたイベントです。

ウォールアートを描く場所は真珠養殖が盛んな英虞湾の外房に位置する波切。

志摩市大王町にある大王埼灯台の周辺の商店街にご用意いただきました。

灯台豆知識

日本には3000以上の灯台があり、なかでも一般の人が登れる（参観灯台）は16基しかないそう。

大王埼灯台はその一つで1927（昭和2）年5月16日着工、同年10月5日点灯を開始したそうです。
詳しくはこちらを：https://www.daiozaki.com/index.html

そこにむかい商店街のシャッターや壁をキャンバスとしてご用意いただきました。

現地に入る前に、これらの壁を高圧洗浄機で綺麗にしていただいたり、木工で囲っていただき素敵なキャンバスに仕上げていただきました。

そうしていよいよウォールアート開始です。

作業風景は終始GoProで撮影したり、要所要所プロのカメラマンに撮影していただきました。

まず初めに描いたのがこちらの壁。高さ150cm、幅は10m くらいある真ん中（5mくらい）に

この度アシスタントで入らせていただきました。もちろん初めての経験です。
作業的にはナガイツトムさんか描いた後に、大きなスペースをベタ塗するだけだったので楽チン！と思っていおりましたが･･･
大間違いでした💦
ます最初につまずいたのが、ご覧いただけますでしょうか？
この壁には細かな凹凸があり、なかなか絵の具が乗りません。

私は大きな筆で塗るだけなのですが、はみ出すわけにはいかず線際はとても気を使いました。

そして、大きな面ですので色むらが目立ちます。

作品のクオリティーを落とすわけにはいかないので、何度も何度も繰り返し塗りました。

このプロジェクトは全4枚を描くことになっていて、こちらがその1枚目。

大きな作品なので当初から2回に分けて1月と3月に伺う予定でした。

初回の1月は、こちらの壁ともう1枚。合計2枚を1週間で描くスケジュールです。
テンポよく描いてますが、ここまで来るのに4日かかってます。

天候にも左右されるということで、屋根のないこちらの壁を最初に済ませてしまおうと挑んだのですが

幅５mというサイズと、表面の凹凸と、そしてこれまで触れておりませんでしたがここは灯台のふもとに位置しています。

気温一桁です。さらに強風で体感はマイナス３度。さらに１日中日陰での作業で体の芯から冷え切ってしまい、

なかなかに過酷な条件でした。
そんな私たちを見かねてか、地元の方たちが様々な差し入れ、お気遣いをしてくださいました。

ポータブル灯油ストーブを自宅から運んでくれたり、３時のおやつにあたたかいコーヒーを入れてくれたり。

すみません、作品の話ではなくて･･･
でも、本当に地元の方のこのような心遣いが無ければ最後まで描きあげられたかどうか。
５０歳の老体には、本当に骨まで冷える体験でした。

そんなこんなで描きあげた１枚目の作品がこちらです！

この時点で、すでに５日経過。第１期残り２日。そして明日は雨予報💦
まだまだ試練は続きます。
途中脱線してしまい、思いのほか長くなってしまったので、２枚目は別で投稿します。
お楽しみに♪